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よっ、澤瀉屋!「市川中車」の口上全文

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既に昨日から本日にかけてワイドショーでも大きく時間を割いて取り上げられた、俳優・香川照之の「市川中車」襲名披露。各局とも両親の確執、父から浴びせられた辛く哀しい言葉等、波乱に満ちたこれまでの波乱に満ちた人生を顧みた。そして涙にまみれた口上は、46歳にして歌舞伎の世界へ飛び込む決意が滲み出た、実に感動的な口上であった。

そこで、各局ワイドショーをチェック、可能な限り口上の全文を拾ってみた(恐らくこれで網羅できているハズ)。

※ちなみに屋号の澤瀉屋(おもだかや)は、初代市川猿之助(二代目市川段四郎)の生家が副業として薬草の澤瀉を扱う薬屋を商なっていたといわれることに由来するという。(※Wikipediaより引用)

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6/5(火)新橋演舞場
香川照之/九代目・市川中車(46歳)
「いずれの皆さまのご尊顔を拝しまして、恐悦至極に存じまする。只今は、ご列座の皆さまからお言葉を賜りまして、まことに有り難く存じ上げまする。坂田藤十郎様よりご披露いただきましたとおり、この度、松竹株式会社様のおすすめにより、また、諸先輩方・関係者各位のご理解とお力添えを賜りまして、九代目として市川中車の名跡を襲名させていただく運びと相成りましてござりまする。この中車の名跡は、近代では戦前に大活躍をなさいました七代目さん、そして、戦前には私の曽祖父・初代猿翁の弟、私にとっては大叔父にあたります八代目が幅広い役柄を演じまして伝えてまいりました、由緒ある名前でございます。その大きな大きな名前を、曽祖父、また祖父の五十回忌追善のこの興行にて襲名させていただきますことは、誠にありがたく感無量の思いが致しまする。と同時に歌舞伎の舞台に初めてお目見えいたしまする私は、この後生涯をかけまして精進し、九代目・中車を名乗らせていただきます責任を果たして参りたいと存じております。そして、ここにおりまするは息子の政明でございまするが、この度五代目・團子を名乗り初舞台を務めさせていただくことと相成りましてござりまする。今後は親子共に懸命に精進して舞台を務めてまいります。何卒いずれもさまにおかれましてはご指導ご鞭撻を賜りますよう、末永くよろしくお願いを申し上げまする次第にござりまする」

五代目・市川團子[だんこ](8歳)【香川照之の長男・政明君】
「市川團子でございます。猿翁のお爺さまよりずっと立派な俳優になることが私の夢でございます。一生懸命精進します。どうぞご声援のほど、よろしくお願い申し上げ奉りまする」

また、口上の壇上には2003年に脳梗塞で倒れ、病気療養のため舞台から遠のいていた父・二代目市川猿翁も登場した。

猿之助改め二代目・市川猿翁(72歳)
「市川猿翁でございます。相変わらぬご声援のほど、隅から隅まで、ずずずいっとこいねがい上げ奉りまする」

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母親である女優・浜木綿子も「まだまだこれからが大変ですから」と心配するように、これから正念場。俳優・香川照之、歌舞伎俳優・市川中車。片や名優の域に達し、片や46歳の新人。どちらの役者からも、今後ますます目が離せない。