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【7/5 TX「和風総本家」】アノ辛らつアナが地井さんに最後のメッセージ

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地井さんに関する報道は既に当テレビラボでも取り上げましたが(http://tvlab.n-monitor.co.jp/2012/07/blog-post_02.html)、ここで少しだけ私の思いも吐露させてください。
題して「ちい賛歌」

亡くなられてから一週間が経ちましたが、地井さんがいなくなったなったことがいまだに信じられません。なんでこんなに悲しいんだろうと正直、自分自身でも驚いてしまうほどです。そしてふと気付きました、『あ、あのときがあったからではないか?』と。

私自身、仕事を長期に渡りお休みを頂いていた時期がありました。そんなとき、朝起きてふとテレビをつけたときによく流れていたのは、「ちい散歩」でした。それまでも大好きな番組のひとつでしたが、少しふさぎこみがちだった当時の私を表へ出てみようという気にさせてくれたのは、通院していた当時の担当医と、番組で街を楽しそうに闊歩する地井さんの姿でした。何にも予定を立てずに、とにかくのんびりと自分の住む街を歩くことからまずは始めました。長年住んだ街でも知らない風景ってこんなにもあるものなのか!と驚きの連続でした。もちろん地井さんのように人々と触合うようなことはしませんでしたが、それでもこうして『前へ向く』きっかけを作ってくれたのはこの番組だったのだと、この期になって初めて気付かされた思いがしてます。

・・・と、本題から反れて私的感情が盛り上がってしまいました、スイマセン。

さて、そんな地井さんがレギュラー出演されていたもうひとつの番組が、テレビ東京「和風総本家」(制作はテレビ大阪)。日本人の礼儀作法やしきたり、古くからの職人技などをクイズで紹介するバラエティです。正直、毎回見ていた番組ではなかったのですが、たまに見てみると司会者である男性アナウンサーが年長者である地井さんに向かって上からの物言いが目に付き、『若いのになんて無礼な!しかもアナウンサーだろお前は・・・』などと常々感じておりました。しかし、その裏にはこんなエピソードがあったんです
昨日の番組本編終了後に、司会進行役のアナウンサーが登場し語りはじめました。涙で声が終始上ずってました。

増田和也・テレビ東京アナウンサー
「先日になりますけれども、この『和風総本家』をずっとご一緒させて頂いておりました、地井武男さんがお亡くなりになりました。地井さんは本当にこう、スタッフにもそうですし、わたくし含めて出演者にも本当にこう、いつも笑顔で接してくださっていて。私が時に辛らつな事を言ったりしてですね、いろんな所からご批判もいただいたこともあるんですけれども、その度に『お前が新しいアナウンサー像をつくっていけば良いんだ』と言っていたのをすごく…、憶えてますし…。あまりに突然であまりに早かったですね。これからも、萬田さん、東さん、わたくし、そしてスタッフ共々ですね、一生懸命番組を作って参りたいと思いますので…、地井さんもですね、きっと…空からですね、クイズの答えでですね、また間違ってるかもしれませんけども…(たまらず目頭を押える)思い出しながらですね、一生懸命またやっていきたいと思いますので、引き続き番組のほうも、視聴者の皆さんもお付き合いいただければなという風に思っております。」

連日の各局の報道でも、地井さんにまつわるエピソードはどれも人柄に満ちた温かいものばかりでした。地井さんのお馴染みのひとことに励まされて、また私は散歩に出掛けます。


「みなさーん!最近歩いてますかー!?散歩っていいですよー
さぁ、散歩に出掛けましょう」


                   ◆◆◆◆◆◆◆◆


『俳優地井武男ということを意識せず、皆さんの目線で続けていきたい。』

・・・以前、スポーツ紙面にて地井さんが番組に込めた思いを語られていた記事が再アップされています。
【復刻】ちい散歩「こういう時代だから」
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20120629-974972.html