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【テレビってイイね!今日の名言】「4/21 BS朝日 おやじの背中~松本幸四郎のことば~」

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常に第一線で活躍し続ける役者・松本幸四郎。その偉大な父の背中を追い求めて育った3人の子供たちと、44年間連れ添った夫人の一家の姿を追ったドキュメンタリー番組がありました。
私が幸四郎さんの意外な一面を知ったのは、中学時代に聴いてたラジオ番組でのゲスト出演のとき。

当時から大俳優であった幸四郎さんが、くだらないノリの深夜のラジオに登場されこと自体に驚きでしたし、何よりもおしゃべり好きで次々と繰り出される面白話に耳が釘付けになりました。
最近では太陽生命のCMでのぬくもり溢れるストレートトークが心に残ります。
番組の提供も太陽生命であることから、この番組でのお話も楽しみにしておりましたが、結果として、期待していた以上のものでした。

以下に番組内での数々の名言、紹介された自著エッセーの一節をご紹介。

「『伝統の歌舞伎』と言われて、昔から長く続いている世界に居ますけれども、いつもいつもいつも考えているのは、『今』なんです。」
「三つの時に初舞台を踏んで六十余年。その歩んできた自分の人生を振り返ってこう思う。『夢とは ただ夢見るだけのものでなく、ただ語るだけのものでなく、夢とは 夢を叶えようとするその人の心意気だ』と。」(自著「幸四郎的奇跡のはなし」より)
「人間大事なことは、どんな目に遭ったかじゃなくて、その時にその人がどういう決断をしたか。小さな事から大きな決断まで、どういう悔いの無い決断をしたかっていう事の方が、大事なような気がするんです。」
「妻の好きな言葉に『二人で、一つの目的のために』というのがある。歌舞伎の世界は古いようであるが、実は江戸の頃から夫婦共働きなのである。」(自著「幸四郎的奇跡のはなし」より)
「命あって舞台に立てるということの有り難さは、彼自身(息子・市川染五郎)も噛み締めてると思いますし、僕自身も感じてます。命の大切さを分かった俳優がやる芝居っていうのがあると思うんです。生きていることの素晴らしさ、大事さが分かる人間、分かった俳優。そういう人達の舞台っていうのはまた一味、ちょっと違うんじゃないかな、と。」
「僕は自分の父親の背中を見て生きてきましたね。ある時は何にも言わない冷たい背中だったし、ある時は広い広い大きな背中だったり。ある時は温かい大きな愛で包んでくれた親父の背中だなって思った時もあったけれども、晩年からだを悪くして、私に幸四郎という名前を手渡したあと床に就いてからの背中はね…。自分というものを今日まで育ててくれた、あの病室へ戻っていく痩せ衰えた親父の背中は、未だに忘れられませんね。あれが僕の、親父の背中だったんですね」

ひとりの役者として、同じ道を歩む3人の子を持つ父として。
自分自身も父の背中を見て育った幸四郎さんのことばには、数々の経験に裏打ちされた重みがあります。番組を見て、さらに自分の中での幸四郎さんの存在感が増しました。
残念ながら今のところ再放送の予定は無いようです。


◆BS朝日 太陽生命Presents テレビエッセー おやじの背中~松本幸四郎と3人の子どもたち~
 http://www.bs-asahi.co.jp/oyaji/